ブレンド開発後日談『少年時代は夏を待っていました』

 期間限定販売の柏もちブレンド。おかげさまで今年も大好評でした!

皆さんご購入、感想本当にありがとうございます。

販売終了後もお問い合わせをいただき、開発者冥利に尽きます。


さて、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

コロナ禍で多くの施設が休館を余儀なくされたため、美術館はオンラインツアーを開催したようですね。

抽象表現主義で有名なマーク・ロスコの《林檎と空洞と赤》

1930年代、ニーチェの影響を受けたロスコは、近代人の精神救済を目指して神話に基づいた作品を制作しました。

というのは嘘で、本当はキッズのころに僕が描いたリンゴの絵です。

GWに掃除したら子ども時代の作品群が出土したのでございます。


コジマの父。
エヴァ旧劇のカットにありそう。精神汚染の疑いありの幼少期。
授業で描いたデッサン。16歳ぐらいの時。

はじめてのデッサンなので残しておいたみたいです。キッズ時代からの進化を感じますね。

ルネサンス期以降、絵から遠ざかっているため書き込みの多いものはもう描けません。


こんな具合に発掘作業で掃除が進みませんね。

でも外出のないGWだからこそ昔を懐かしむ余裕を持てました。

だからでしょうか

友人たちが柏もちブレンドの注文をたくさんくれたのですが、中には久しく連絡をとっていない人なんかもいたりして、ふと思ったんです「みんな今どうしているかなぁ」と。


連絡のつかない人は、共通の友人をあたったりしてコンタクトを試みること数日。

LINEの返信を待つのがこんなにドキドキすると思いませんでした。

なんとか全員と連絡がとれ、元気そうな近況を聞けてよかったです。「男は筆不精だからしょうがない」を言い訳に長年連絡を取らなかったのを少し後悔しましたね。また一緒に酒でも飲みに行きたいな。


実は「柏もちブレンド」、今年で最後にしようかと思っていました。

一言で言えば完全燃焼です。去年に引き続き2回目の販売だったので、よりブラッシュアップしたものを求められるのは必至です。

試行錯誤した結果、去年と同じ味になるのもひとつの到達点でしょう。

むしろ商品によっては「変わらない味」を求められている場合もあります。


ただ、レッドオーシャンで戦い続けるコカ・コーラやキリンラガーは味の改良に余念がありません。

であれば、コーヒー業界を牽引するスペシャルティコーヒー畑の我々もそうあるべきでしょう。


結果、驀進爆走しすぎてブレンドの完成(無事にできてよかった!)とともに魂がぬけおちました。動画撮影や宣伝をして下さったスタッフのみんなには感謝の念にたえません、ありがとうございます。

で、強い意志で「もうやらん」と誓った矢先、友人をはじめ皆さんから嬉しい感想をもらっちゃったものですから少しモチベーションが回復してしまったわけです。

来年のことは来年の自分に期待しましょうか。

いやぁ、友達って本当にいいもんですねぇ!※逆上ではなく水野晴郎風



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