柏もちブレンド大解剖!
きょうのもくじ
1. 柏もちブレンド再発売!
2. 「つぶ・こしあんver」大解剖(使った豆も公開!)
3. そして柏もちソムリエの道へ…
1. 柏もちブレンド再発売!
4月22日〜5月5日に期間限定「柏餅ブレンド」を発売します。
その名の通り、柏もちとの相性を考えぬいて開発したコーヒーです。
ブレンド単体でも美味しいのはもちろん、柏もちと合わせることで素晴らしいマリアージュを体験できます。
「つぶ・こしあんver」「みそあんver」の2種類をセット(100gセット、200gセット、よりどり4種)で販売しますが、去年と使った豆、味は異なります。
今日は、僕の開発担当である「つぶ・こしあんver」を紹介しようと思います。
2. 「つぶ・こしあんver」大解剖
◯焙煎度
ロースト番号:3(中煎り、シティロースト)
苦味と酸味のバランスがとれた焙煎度ですが、苦味よりも甘さが際立つ仕上がりです(「使っている豆」で後述)
◯味、フレーバー表現
" クリーンで瑞々しい口当たりに優雅な香り、赤い果実の甘さが、春風(しゅんぷう)のごとく幾重にも続く "
チョコレート、ピーチ、赤りんご、チェリー、ぶどう、クリーミー
◯使った豆
スペシャルティコーヒーが好きな人は、ストレートで豆そのものの個性を楽しむ方が多いと思います。
味がマイルドになりがちなブレンドは、やはり軽視されてしまうのかもしれません。
しかしながら、スペシャルティ品質のブレンドは、各豆の個性を活かした新しい味を作ることができます。
ぜひ皆さんにも「味を探る冒険を体験してもらいたい!」
そんな思いからブレンド要素公開にいたりました。
全てストレートでの販売焙煎度と同じなので気になるものがあれば飲み比べてみて下さい。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
・ホンジュラス セロ・アスール農園 シティロースト(中煎り)
ニカラグアを拠点に活動する名門コーヒー生産者「ミエリッシュ家」所有の農園。
現在、カフェテナンゴでは「よりどり4種」「中米5カ国セット」でも選べるため注文がよく入る気がします。
ちなみに今年はリモンシーヨ、ママミナ、ウエジャ、サンタ・ルシアとミエリッシュ家の商品が多い。
熟した果実とチョコレートを思わせるクリーミーなコーヒーです。
・グアテマラ ロズマ農園 No.9 シティロースト(中煎り)
みんな大好きロズマ農園。今年は品種、標高別で5ロット買い付けました。
クリーンな液体、ピーチやマスカットのようなみずみずしい甘さ。
ケニアのSL種に通ずるエキゾチックなカシスフレーバーも感じられます
カフェテナンゴのロングセラー商品。
酸味、甘味、華やかさのバランスがとれたコーヒー。
シトラス系の爽やかさがあり、ブレンドに快活な印象を与える。
柏の葉の清涼感と合いますね。
・グアテマラ ロズマ農園 ナチュラル ハイロースト(浅煎り)
実は同農園のナチュラルも配合しました。
No.9単体でも甘みがあるのですが、より複雑な味わいにすべくこちらもチョイス。
ハイローストですが酸味よりも甘味が強い(PH計によると浅めのシティローストとほぼ同じペーハー)ので、浅煎りをあまり飲まない人にも挑戦してもらいたいですね。
イチゴやブドウなどあんこと相性がよさそうなフレーバーがあります。
ナチュラルは赤ワインと評されることが多いですが、ロズマはアマレットやラム酒に近い印象です。
3. そして柏もちソムリエの道へ…
柏餅といえば柏のさわやかな香り、品のいい甘さのあんこ、歯切れのいい生地が特徴だが
店によって味は大きく異なります。
せっかくなので町中のかしわを食べつくしてやろうと思い14店舗ほど買い集めました。
健康を祈る行事のはずが不健康そのものです。
後、意外な発見だったのが和カフェのコーヒー。今年はブレンド開発の参考に何店舗か飲み歩きました。
液体濃度はあんこに合わせて薄めにいれているものの、焙煎度がやや深いだけでなくフレーバーも弱いお店が多い印象です。
「弱いフレーバー × 薄い液体」で満足感が得られませんでした。
やはり和菓子中心のお店だとどうしてもお茶に力を入れてしまうのかもしれませんね。かなしみ。。。
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