あるいは珈琲でいっぱいの海~カフェオレ3リットルレシピ~

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昨日は世田谷パン祭りでした。
そこで今回のブログは催事用に考えたレシピ「カフェオレを5分で3リットル生み出す魔法」を紹介します

使用したのはコスタリカ ピエ・サン農園 ホワイトハニー ナショナルウィナー フレンチロースト(深煎り)
深煎りの中でもフルーティーな味わいが少し残るコーヒーなので、いつものオレレシピよりも濃く牛乳に負けない液体を作ります
※通常の深煎りブランドの場合濃度はbrix2.9〜3.1%、今回は3.15〜3.3%のイメージ

〜用意するもの〜
・ドリッパー/ハリオ 02(今回のレシピは70数gまでこれで大丈夫です。1サイズ大きい03はペーパーもドリッパーも販売しているところが少ないです)
・サーバー/ハリオ 02(500cc入るものなら何でも可。01のサイズではギリギリ溢れます)
・キッチンスケール(注いだ湯量をリアルタイムで計測するため)
上記の道具を2つ用意して同時淹れをします

〜レシピ〜
湯温/90℃
メッシュ/2.5番
豆/深煎り65g、この量を挽くと静電気で粉がミルにくっつく。ので足りない分は追加して挽く。ホッパー、粉受けから溢れ出ないように注意
抽出量/485〜505cc(同時淹れで約1リットル完成)
抽出時間/約4分

※以下に記載する重量はコーヒーではなくお湯
1投目 140cc抽湯
20秒以内に注ぐ。注ぎ始めから20秒経過したらもう1つのドリッパーでも抽出開始。注ぎ始めから数えて60秒間むらす。蒸らし時間を長く取ることでペーパーの外側と内側、先端‥‥‥つまりドリッパー内の全ての粉を湯になじませる。2投目までの待ち時間を使ってポットにお湯を補充。サーバーにコーヒーが落ちるが気にしなくてよい(1分も蒸らせばそれなりの量が落ちるのでこれを1.5投目と考えてもよい)

2投目 注ぎ足して240cc
3投目                     360cc
4投目      480cc
5投目      600cc
2〜5投目は20秒かけてお湯を注ぎ20秒間コーヒーの液体をを落とす。これは落としている間にもう1つのドリッパーで抽出を行うためである。
そこまで神経質になる必要はないが仮に正確な抽出ができた場合5投目は3分20秒で終わる。ここから最後まで液体を落としきり完成(4分と少しぐらい)

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氷水を張ったボウルにサーバーを沈めマドラーや箸で液体をかき混ぜ急冷。この時、サーバーと氷水ボウルを複数台用意し、完成した液体を分けて急冷すればより手早く冷やすことができる(洗い物は増えるが)。
冷えたらオレベースと牛乳を1:2で混ぜる
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完成。あら不思議カフェオレが3リットルもできました

次回はパン祭り用ホットコーヒーのレシピを紹介します
標高の高い豆の抽出が知りたい方は参考にして下さい

p.s.
デイヴィッドスンの『あるいは牡蠣でいっぱいの海』は新訳で「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」になったそうですが前の方がSF色を感じられますよね。新訳はミステリーの匂いがします。

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