東京コーヒーフェスティバルと抽出レシピ
『ミニマグは蒸留酒を飲むのにちょうどよい』
明日から伊勢丹立川店7階で開催する「パンと珈琲とワインフェスティバル(4/24~4/30)」に出店します。
ので僕はお弁当に使う野菜と肉を大量に調理しつつ
このブログ記事を執筆したり、スクワットしたり、試飲のレシピを見直したりしています。
イベントホームページにはコーヒーウォーターの写真しかありませんが、
世界最高のパカマラ種 エル・インへルト農園 レセルバ・デ・ラ・フィンカ
コーヒー界に革命を起こした ラ・エスメラルダ農園 ゲイシャ種
催事に合わせて作った パンのためのブレンド
などなど販売するすべてが目玉商品です。試飲もお出しするのでぜひ遊びにいらしてください。
東京コーヒーフェスティバルの飲み比べミニマグ。来年も使えます。
コーヒー画像を白黒にするとどこか退廃的な気が…
豆売りだけでなく飲み比べとテイクアウトも提供したので、事前に大容量向けの抽出レシピを作りました。
通常、深煎りは豆を多く使い苦みと濃さを、反対に浅煎りは豆を減らしてスッキリした味わいや酸味をイメージして抽出しています。
故に中煎りのレセルバは、浅煎りのレシピよりも豆の量を増やせばいいだけの話なのですが、出来上がったコーヒーの口当たりは重たく中々うまくいきません。
おそらく大粒で軽い豆を粉にすると層が必要以上に厚くなりすぎるのかもしれませんね。
また、いつものレシピですと湯温は90℃前後なのですが大容量を抽出する場合
粉と接する時間が長くなり、ドリッパー内の湯量も多いためでしょうか雑味・えぐみの過抽出になりやすかったです。
以上検証の結果、湯温を低め豆の量を浅煎りよりもやや少なめに設定することでレセルバのフレーバーを最大限に引き出すレシピを考案しました。
このあたりは立川のレシピなどと一緒に近いうちにまとめたいと思います(希望的観測)。
(おまけ1) 粉の層 後日談
ハリオのV60 01(1人~2人用)ドリッパーでコーヒーの粉の層にどれだけ差があるのか調べてみました。
ゲイシャの浅煎り 15g
5cm
パカマラ(大粒品種)の中煎り 15g
5.3cm
やはり大粒で軽い豆の方が粉の層に厚みがでるようです。
もっと多くのグラム数で検証するべきですって?
ゲイシャに結構な値段払ったのでビビってしまったのですよ。
(おまけ2) 『砂の器』と国鉄と漫画など
前回の記事で少し『砂の器』に触れました。今の価値観ですと「私利私欲の殺人」「鉄道事件の証拠品を車窓から隠滅する杜撰さ」など色々思うところがあるかもしれません。
しかし、「当時のハンセン病の扱い」、「GHQの陰謀論がささやかれる国鉄三大ミステリーから年月が経過していない」といった背景を踏まえれば、この作品が冒頭からいかに生々しさ全開か体感出来るのです(だからこそ現代の人向けにドラマリメイクし続けるのは少し疑問が残ります)。
このように松本清張の作品は、理解するための前知識を求められることが多いように感じますね。
ああ、もっと勉強しなきゃなあと思っていたら恩師に教えてもらいましたよ「松本清張展」。横浜の神奈川近代文学館にて開催中です昭和史など色々予習してから行きましょうかね。
また、国鉄三大ミステリーを扱ったフィクションとして浦沢直樹『BILLY BAT』も教えてもらいました。気になります。
ちなみに「国鉄(略)」で個人的オススメは手塚治虫の『奇子』です。第二次大戦後の一連の事件がバンバン出てきます。それに巻数が少ないのでとっつきやすい。
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