中米ご飯を食べたかった

「ウィキペディアの『松本清張 映像化』のページ数は異常」

先日、父とインドカレー屋に行くと店内で『砂の器』を放送していました。
なんでもフジテレビの開局60周年を記念したものなのだとか。カレーが来るまで大分時間がかかったので
「人間ドラマを撮る時、原作・松本清張に頼り過ぎでは?」「今西役の東山紀之は足を使った泥臭い捜査ができるのか」
「現代版にアレンジするならハンセン病をどのように扱うかまたは代わりとなる社会問題は何か」
「そもそもテレビの調子が悪くて『砂の器』ではなく砂嵐!」
などなどラッシーをすすりながら好き勝手にしゃべっていました。
すると父が「最近もドラマ化していなかったけ?」とのこと。調べてみる今回で6回目みたいですね。

父「この回数に匹敵する作品は‥‥」
「横溝正史の金田一耕助シリーズとか」
父「だいたい赴任して~、の設定だから余計にそう感じるのでは?」
「確かに。赴任したら閉鎖的なコミュニティで起こる猟奇殺人、出番ですよ金田一さんのイメージ」
そこが面白いんですよね。ちなみに映像化は『犬神家の一族』9作品、『八つ墓村』9作品、『獄門島』7作品でした。すごいぜ金田一


さて、先週は中米の出張報告会でした。来週予定している外部向け講演会は満席となりましたが、他にも今月はイベントが盛りだくさんです。
今回の報告会では最新のコーヒーに関する新知見を得られました。加えて、多くの資料映像から中米の風景や食生活も知ることが出来ました。するとなりますよね?中米料理食べたいなと。
地元野菜のカレー、季節の料理、地酒フェス、コラボカフェ‥‥などなどコンセプトのある「○○ごはん、○○飯」ってワクワクしません?
先日も銀色のトレーにサプリメント、ゼリー飲料、ショートブレッド、コーンビーフを盛り付けた「ディストピア飯」を自宅で摂取しました。粗食を咀嚼し「強化タンパク質で作られた合成肉は冒涜的に無慈悲で無機質だ」と独自設定をいれながら観るSF映画は最高に楽しいのです。

話を戻すと中米専門料理店で検索するとメキシコとブラジル料理屋ばかりがヒットするんですよね。
たしかにモテる男女がキャンプで嗜みそうなシュラスコ(でかい鉄串にでかい肉を刺したもの)もおいしそうですが
今、僕が食べたいのは報告会で見せてもらったコレです。




※画像はカフェテナンゴの公式ツイッターインスタグラムで使用していたもの。
あまり我々の見慣れないものとしては
  ガジョピント(見た目赤飯の豆チャーハン)
  フリホーレス(ペースト状のいんげん。どう見てもあんこ)
  揚げバナナ(おそらくグリーンバナナ。プラタノ)
   トルティーヤ(トウモロコシの薄焼きパン)
  ププサ(トウモロコシ粉の生地で豆や肉、チーズをはさむ中米版おやき)
といったところでしょうか。個人的に一枚目の画像が中米ごはんのイメージです。
常に肉、サラダ、スクランブルエッグ、ガジョピント、フリホーレス、トルティーヤ、バナナがカフェ飯のごとく一つのお皿に盛られていたと思います。合理的ですね。

中米料理屋が近くになければ自分で調達すればいいじゃない!と思いいざスーパーへ。
3軒回りましたがまあ何もありませんね、知っていました。なんせ輸入食品店なんてハイカラなもの僕の町にはあるわけがない。
トルティーヤぐらいはあると思ったのですがね。ププサの代わりのおやきすらありません。
こうなったら最終手段で再び冒頭のカレー屋です(伏線回収)。


その結果出来上がったのが‥‥



カ レ ー 定 食


もうスーパー2軒目あたりで面倒になってしまったのです。ちなみにガジョピントの代わりはグリーンピースご飯、フリホーレスを意識したカレーはダール(豆)です。
これは攻めの逃げだから大丈夫と言い聞かせるも見え透く妥協!
今度、代々木公園で中米フェスを開催するみたいなのでそちらに行きますかね。

p.s. 松竹配給の『砂の器』はアマゾンプライムで観られます。真夏の熱気を感じさせる画面作りが秀逸。

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