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電動コーヒーミルの掃除

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 『後半に“どろろ”のアニメと原作のネタバレがあります』 先日、お店でスタッフ山際の誕生日をお祝いしました。誰かから語られる気がするのでこの記事では言及しませんが、わたくしケーキを切り分ける際に少々粗相をしてしまったのです。 あの何か失敗した時に一瞬時間が止まる感覚ってなんでしょうね。タキサイア現象だとスローモーション?ではクロノスタシスとでも言えばいいのでしょうか。 その隙を見逃さず嬉々としてシャッター音を響かせる山際氏、それも連続で。さらには今日一番の笑みで「ブログのネタにしたい、SNSにあげたい」とのこと。 丁寧な死体蹴りを行う彼女に僕はブラックジャックの「二度死んだ少年」という話を思い出しました。  救った患者に死刑判決が下され異論を唱えるBJ さて、今日の記事は電動コーヒーミルの刃の掃除紹介です。微粉や豆のかけらが溜まるのでたまにお掃除してあげましょう。僕の場合は1ヶ月に1〜2回の頻度ですが、そこまでこまめにやらなくてもいいと思います。電源入れた時の音が鈍いなあと思った場合は掃除した方がいいですね。 ※全体的に画像が暗いので今度動画をアップします。 画像1 ナイスカットGを使って紹介します。どの電動ミルでも作業方法は同じです。用意するものは基本刷毛だけ。下に新聞紙を敷いた方が汚れが飛び散らずに済みます。 まず、ネジを外す。かたい場合はコインやペンチを使用して緩ませましょう。他社製品ではネジ穴が六角レンチ用の場合もあります。 画像2 カバーが外れました。カバーと刃の外側にも微粉が付着しているので刷毛で綺麗にする。 画像3 刃を外す。微粉以外に豆のかけらが挟まっていることもあります。ネジ穴や刃の溝などにこびりついた微粉が落とせない場合は、つまようじや歯ブラシでかきだす。画像3の下部にバネが見えますか?これがないとミルが動かなくなるのでなくさないようにしましょう。 掃除を終えたら刃を元に戻します。バネ周辺の軸にへこんでいる部分がありますね。これを同じく本体のへこんだ部分に重ね合わせるのですが、やり方は簡単です。 画像4 そのまま刃を装着。先ほどの画像2と比べると奥まではまっていないことが分かると思います。手で刃をゆっくり回しながら押し込めば、互いのへこみが重なり合い奥までピッタリと...

微粉とコーヒーの関係性

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『前回の続きです』 前回の記事「 微粉の少ないコーヒーミル選手権 」では、コーヒーミルごとの微粉の量を計測しました。 今日はその続きとして微粉有り無しのコーヒーを飲み比べてみようと思います。 今回も微粉を取り除くのにコントロールストッカー君に協力してもらいました。 ~実験概要~ 目的:微粉に関する理解を深めよう 選手: グアテマラ ロズマ農園 パルティーダ4 来月のオススメセットです ロースト:中煎り。カフェテナンゴでいう3〜4番、パルティーダ1よりはやや深め。 焙煎日:3月2日(土) 実験実施日:3月9日(土)だいたい焙煎から1週間といったところ コントロールストッカー:前回と同じく1番網目の大きいフルーティーメッシュを使用 以下の4つを飲み比べる ①そのまま。 何も足さない何も引かない。 ナイスカットG目盛4番(前回の実験と同じ)、粉13g、抽出量160cc、抽出温度90℃ ②①からコントロールストッカーで微粉を取り除いたもの。 コントロールストッカー の商品ページと同じように20gをセットし30秒間振る。すると微粉が除去された粉16gが残るのでそこから14.5g使用。①よりも表面積が小さくなるため粉の量を1.5g増やすことで液体の濃度を調整した。抽出量、抽出温度は①と同じ。 ※私はなかなかに意地が悪いので商品ページに書かれている内容を検証してみました。結果20.1gをセットした場合15.8gの粉ができた、すみませんでした。 だいたいこの手の実験は上記2つの飲み比べだけなので、他にも用意してみましょう。 ③微粉を少量取り除いたもの 今度はコントロールストッカーの茶こしだけ使用。先ほどと同じように20g用意し、茶こしを横方向に20秒間ゆっくりゆするようにして微粉を少量取り除く。②はシェイクしまくって微粉を除去したので、今度はあまり空気に触れさせないイメージ。粉の量、抽出量、抽出温度は①と同じ。 ④微粉 今回の実験でたくさん作り出してしまったので飲む 極細挽きを短時間で抽出するエスプレッソのイメージでハンドドリップしました。 ~結果~ ①そのまま 抽出時間2分12秒 おいしいですね。 香り良し、後味の余韻が長い。口に含んだ時に凝縮された酸味を感じる。 アプリコットやレッドアップルを思わせるあ...